昨年の暮れにお客様より問い合わせの電話がありました。「蛇の鼻さんの北側の道路沿いにある小さな塔のある塚は何ですか?」という内容でした。確認したところ現在は園外ですが、その昔、今のツバキ・山茶花通りが馬車道だった頃のころの入口があった付近でした。伊藤家が祀ったものかと調査に出かけましたが、脇に彫られた年号が享保3年と読み取れるので、1718年今から308年前に建立されたものだということが確認できました。その時代は八代将軍、徳川吉宗の治世初期です。この塔には青面金剛像が彫られており庚申供養塔であることがわかります。青面金剛は道教由来の守護尊で、人の体内にいる「三尸(さんし)の虫」が、庚申の日に天帝へ悪事を告げに行くのを防ぐため祀られたもののようです。




